• Masuda, Mayu
  • 増田 真結

    Masuda, Mayu

    准教授


    担当分野|作曲

自己紹介

 幼い頃からピアノを弾いていましたが、なぜこのように演奏することが美しいと「されている」のか、感覚ではなんとなく理解できるものの理由を説明できないことに長年疑問を感じていました。演奏とは違う視点で音楽に接することでその疑問が整理されていくのではと考え、高校生の頃から作曲を学び始めました。弾く立場から書く立場になったとき、今まで眺めていた楽譜や音符がまるで違うものに見え始めたことを今でも鮮明に覚えています。
 基本的な内容であるほど「なぜそうなるのか」を誰にでも分かるように説明するのは簡単なことではありません。そして、そんな「なんで?」がもっとも活発に飛び交うのは学校教育の現場ではないでしょうか。その中心に向かっていくみなさんが私に問いかけてくれる「どうして?」を、いつでも歓迎します。

授業の特色

 あなたが音楽から何かを感じる時、そこには音楽の仕組みが関わっています。なぜこのように感じるのか、それを解明する手助けとなるのが音楽理論です。理論とは音楽を言語によって認識することですが、それを経ることでこれまでと違う風景が見えることがあります。理論は感覚と相反するものではなく、あなたの感受を新しい場所へと連れていく足がかりとなるものです。
 あなたは音をどのように聴き、音を通じてどのような関わり合いを作りたいと考えているでしょうか。これは国や時代、性別や年齢、音楽の習熟度を超えて、音楽に関わる人たちへの普遍的な問いかけです。授業ではまず「聴く」ことを重視し、感じたことを言葉で表しながら理論と関連づけ、この問いについてみなさんと考えていきたいと思います。

担当授業科目

【学部】
ソルフェージュ 作曲・編曲法基礎演習 作曲Ⅰ〜Ⅳ ほか
【大学院】
作曲特論Ⅰ・Ⅱ 音楽科教育教科内容論(作曲)

研究/活動

【論文】
「日本和声論」の基礎研究—1930年代から 40年代を中心に—』 京都市立芸術大学研究紀要『ハルモニア』第42号 2012年3月
『箏唄の作曲手法—古代歌曲の古楽譜の解釈と音律研究を起点として』京都市立芸術大学博士論文 2013年3月
「琴歌譜の解読−平安初期大歌の旋律と和琴奏法」「『催馬楽略譜』『梁塵秘抄口伝集』『懐竹抄』『仁智要録』 に基づく催馬楽《伊勢海》の再現」(日本伝統音楽研究センター『雅楽のイロイロを科学する本』、2021年)

【報告書】
「箏を活用した音楽の授業」(『京都府市における伝統音楽教育の授業実践の充実を目指して プロジェクト報告書』 2020年)
「水が『楽器』になるとき−タン・ドゥン《Water Concerto》における水音についての考察」(京都教育大学附属桃山小学校、桃山中学校、附属高等学校『生活や社会との関わりを意識した幼少中の音楽科プログラムの開発活動報告書』、2021年)
(編著)「研究報告書教科専門と教科教育を融合した音楽領域専攻のカリキュラム開発−初年次教育に焦点をあてて−」(京都教育大学音楽科、2021年)

【受賞】
第23回現音作曲新人賞本選会 現音作曲新人賞受賞 2006年10月
第15回奏楽堂日本歌曲コンクール般の部第2位入賞 2008年5月
第78回日本音楽コンクール入選 2009年10月
第18回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門一般の部第2位入賞 2011年5月

【近年の作品】
モノオペラ《ひとでなしの恋》
カウンター・テナー、プリペアド・ピアノ、箏唄、地唄三絃、打楽器のための
原作:江戸川乱歩 脚本・演出:山口茜 作曲:増田真結 
京都芸術センター委嘱 
2014年12月

《物語る機能Ⅲ 告白》
声とピアノのための
原作:町田康 作曲:増田真結 
東アジア芸術文化都市2017大邱閉幕式典へ招待出品 
2017年12月

《物語る機能Ⅳ 雨 雨》
和琴弾きうたいのための
詩:尾形亀之助 作曲:増田真結 
Music From Japan 委嘱作品 
2018年2月

新音頭《告白》
声とエレキ・ギター、プリペアド・ピアノのための 
原作:町田康 作曲:増田真結 
京都芸術センター委嘱(KAC Performing Arts Program / Music #2)
2019年3月

サファリ・P第6回公演「怪人二十面相」
原作:江戸川乱歩 構成・演出:山口茜 音楽:増田真結 
2019年8月

演劇を巡るフィールドワーク「公開「演劇」再現実験 「古事記 黄泉比良坂」」
公演および映像への楽曲提供
作・演出:田中遊 音楽:増田真結
2021年3月

《Wake Me Up When September Ends》
ピアノ独奏のための
作曲:増田真結
中村圭介委嘱
2021年4月

ある

作曲I

和音という「単語」をどのように繋いでいくかという「文法」を実習によって学びながら、作曲の基本的な理論のひとつである「和声」の考え方を身につけます。同時に、これらの理論が楽曲でどのように用いられているかを分析することで、あらたな観点で作品をとらえられるようになることを目指します。