2021年11月11日、音楽科では、学科で新たに購入した雅楽器の「開封の儀」を行いました。
今回購入したのは雅楽の打物(うちもの)と呼ばれる打楽器で、「鞨鼓(かっこ)」「鉦鼓(しょうこ)」「釣太鼓(つりだいこ)もしくは楽太鼓(がくだいこ)」の3種です。
楽器納入業者である楽器店「株式会社たなかや」(奈良県天理市)の細田至紀さんが、音楽演奏室で楽器をケースから出し、それぞれの楽器の組み立て方や取り扱いの注意事項を解説してくださいました。
ちょうどこの時間帯に授業のあった音楽領域専攻科目の受講生の皆さんが、授業の一環として会場となった音楽演奏室に集まり、熱心に細田さんの説明に耳を傾けました。
とくに、金色の下地に飾り絵が描かれた、大きな「釣太鼓」の本体がケースから登場したときには「おお~!」というどよめきが上がり、その美しさに一同感心しきりとなりました。
また、将来自分自身が小学校や中学校で雅楽を教材とした授業をするときのために、学生さんたちが各自のスマホで熱心に写真を撮る姿も見られました。
さらに、細田さんにお願いして簡単に楽器を鳴らしていただき、これらの音を聴かせていただくこともできました。
今後は、和楽器演習の雅楽の授業をはじめ、さまざまな授業でこれらの楽器を用いる予定です。
本学科の日本音楽を学ぶ授業は、これらの楽器の購入を機に、さらに充実していきそうです。